メタンガス問題
地球の気温は既に約1.1~1.4度、産業革命から上昇しました。
二酸化炭素約25倍の温室効果作用のあるメタンガスはヒトの行為により、家畜(牛のげっぷ)から多く排出されています。
80億の人口を支えるため、大規模農業が巨大な酪農と畜産を世界中で行っており、多くの家畜がメタンガスを放出しています。
しかし、その量の比ではないほど、数千年にわたって溶けずに永久凍土に封じ込められていた、メタンガスが大気中に放出されてきています。
その大量放出は地球温暖化によって、温暖化をより一層加速させ、永久凍土の氷が解け始めています。
これは、温暖化を暴走状態に陥れる危険性があります。
また、永久凍土の中には、数多くの“未知のウイルス”が眠っているとみられ、実際にフランスのウイルス学者のチームは(論文)、溶け始めた永久凍土からモリウイルスという高い増殖能力を持つ新種のウイルス を発見しました。
また、他の研究チームによる永久凍土のサンプルに潜伏していることが発見された例は、2003年以降に数例あります。このように永久凍土の融解によって、数千年の間発見されていない危険で有毒な病原菌やウィルスが解き放たれているかもしれません。
温暖化により氷が解け、大きな氷の重さと冷気によって閉じ込めていた、メタンガスが温められ爆発して、大きなクレータを作っています。2014年にヤマル半島とギダン半島付近で大きなクレーターが発見され、メタンや二酸化炭素を検知しています。
2020年6月20日には、北極圏から約100キロ離れた、ロシアのベルホヤンスク市で+38度を記録しました。
アメリカのバイデン大統領は、メタンの世界的排出量を2030年までに2020年比で少なくても30%削減すると宣言しました。この2030年は地球の環境にとって大きな基準点になる年なのです。ここまでの間に多くの人為的な公害を抑制し、人工的に森林などの育成に入らなければ地球の温度は4.5度に限りなく2100年に達してしまうでしょう。
対策
バイオガス・メタンガス発電やメタンガスの新エネルギー開発を急ぐしかないのではないでしょうか。
また、牛の胃薬、消化促進剤の開発。
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