食料品はなぜ値上げされますか?

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なぜ、食料品が値上がりしますか?

大豆と小麦価格など多くの食料品材料が高騰しています。
 これは、最大の生産・輸出国アメリカ(大豆1位、小麦世界2位の生産量)は、最大の日本への輸出国です。
このアメリカの生産地が異常気象の影響により熱波に見舞われ、生産を減らしました。
 小麦は2月の大寒波で生育不良懸念により値上がりしました。

 また、アメリカでワクチン接種が進んだ為、旺盛な経済が加速し中国との貿易が盛んになり、輸送するコンテナ(コンテナ船を含む)の手配が困難になりました。(アメリカの貿易相手国1位は中国です。)
 今までは、大豆などの穀物を日本に送り、同じ船で中国に向かい、中国から家電やその他の製品を積んでアメリカに寄港していましたが、国民の旺盛な購入意欲の為、空のコンテナを中国まで運び、家電などの製品を早くアメリカに運んだ方が時間の短縮につながり、船会社は多くの収益を得られます。*on-lineでも早い配達は料金が高くなりますね。
 つまり、今までは半分の運送費若しくは、ついでに運んでもらっていたような運送費で穀物を輸入出来ましたが、今は上手く船を手配できないと今までの船代の倍近い金額を払うことになります。それでもコンテナが手配しにくい状態が続いています。*2021年9月現在

 現在、生産者も輸出の為に保管する場所の問題すら出てきています。保管出来ない場合、誰にも食べられる事無く収穫されなかったり、廃棄される事も考えられます。Initial ghが、食品加工工場が生産地と共にあるべきと唱えている理由の一つです。

 また、バイオ燃料の生産の為、大豆やトウモロコシが使われるようになったり、今まで多くの人がレストラン(食堂)で食べていたのが、コロナの影響で各家庭で食べるようになり、食料の備蓄が一般家庭に多く広がりました。
 同じように、一般家庭でのフードロス(食べきれない、期限切れなど)が新たに発生したり、家畜を多く生産するため餌となる大豆やトウモロコシが高騰しています。
 これは、14億人の人口を支える中国でも顕著にみられます。中国は小麦などの穀物を同じく生産していますが、アメリカやカナダから多くを買い付けています。
 北アメリカやヨーロッパでも同じ現象が起きています。それが原因かは解りませんが、ヨーロッパで小麦の生産量の多いいロシアが、小麦輸出税の引き上げによる影響も相場の上昇の原因です。









途上国が抱える食料問題のメカニズムが見えてきます。


途上国の食料問題はこのようにしても起きてきます。
 現在、日本ですら消費者への販売価格の転嫁が問題になっていますが、これが発展途上国の場合、転嫁どころか予算が一定額しかありませんので、購入できる食料の量が減ります。食料援助を受けている国や地域も同じです。
 WFP世界食糧計画や支援団体にも予算があり、食料が値段が上がれば購入量を減らすしかありません。
 今回の値上げで日本で約10%程度価格に転嫁されるといわれているのであれば、単純な計算ではありますが、多くの途上国は1割の食料が手に入らないことになります。
 途上国へ気象に影響されにくい、水耕栽培の技術支援の実現に期待します。

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